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チューリップやクロッカスなどの球根植物は、短期間で生育し、花を咲かせます。
球根は基本的に丈夫ですが、開花時期を終えて長い眠りにつく球根を大切に保管して、次の開花時期に備えましょう。

花壇やコンテナなどで、愛らしく咲いていた球根植物は、花が終わると地上部が枯れてきます。ここで注意しておきたいポイントに、開花後の葉の刈り取り時期があります。

翌年花が咲かないとか、花つきが悪いなどといった原因の多くが、花が終わった後にすぐに葉を刈り取ってしまったことによるものです。
開花後は、花がらを摘んで結実しないようにしておき、葉が半分以上黄色くなるまでは、葉を刈り取らないようにしましょう。
球根を掘り上げるのは、地上部が約3分の1以上枯れてくるのを待ってからにしてくださいね。

掘りあげた球根は、病気に侵されていたり、害虫がついていたりしないか、よくチェックして、健全なものだけを保管しましょう。
ペンレート水和剤1000倍液に30分ほどつけて殺菌しておけば安心です。
殺菌後は、よく乾燥させておいてくださいね。

乾いたら、ネットや紙袋に入れて、直射日光の当たらない、風通しが良い場所で保管します。春植えの球根は、新聞紙などにくるんでおき、温度変化が少なく、0度以下にならない場所で越冬させてくださいね。
色々な球根を保管しておく場合、球根だけでは何の球根か判別しにくいですね。
植える時に一目で分かるように、花の種類や花色などを記して添付しておくと便利ですよ。

球根の中には、毎年、掘りあげなくてもよいものがあります。
ムスカリや、スノードロップ、オキザリスなどは、堀り上げない方が、花つきが良くなります。
花壇やコンテナのスペース的な問題もありますが、余裕があれば、そのままの状態にしておいてくださいね。
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